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本広監督の最近のお仕事 |
――そんな本広監督に最近のお仕事について聞いてみた。 「今年の初めに『Fabrica[10.0.1]』という舞台をやりまして。手作業って楽しいって感じた作品ですね。この舞台、ちょっと特殊で、何もない舞台に役者さんたちが六角形のブロックを持ってセットを作りながら、芝居をするというものなんです。それのDVDを今、一生懸命作っています。映画を作るときには、本広組というチームがあるんですけど、200人くらいいて、誰が誰だかよくわからないんですよ。こりゃいかん、ということで、一回、すべてを振り返って、僕も初歩に帰って、アナログな芝居というものをやろうとして初めて挑んだ演劇のDVDです。」
――DVDといえば、本広監督の『UDON』も発売されていますね。 「はい、ボクの田舎の映画なので、力を入れて作りました。これまで見たことがないDVDになってますね。3枚組で、本編のほかに、作品ヒストリーと、超ロングバージョンが収録されています。劇場版は2時間15分なんですけど、ディレクターズカット版はなんと4時間。ほかにも、メイキングや舞台挨拶などが、びっしりと詰まっていて、見応えたっぷりです。」 ――この作品のために、どれくらいのUDONを食べましたか? 「相当食べてますよ…多分、1000単位だと思います。おかげで痩せられなくなってしまいましたが。」 ――監督のUDONへのこだわりというのは? 「それほど、こだわりはないです。UDONは、ごく普通に食べてたものだったんですけど、讃岐UDONブームがあって、よく知ってるUDON屋さんに4時間待ちとかの長蛇の列ができてました。UDON屋なのに、まるでディズニーランドみたいになっているのは、なんでだ?と思って、調べていくと、仕掛け人がいました。ほかにも、若手の人がUターンしてきて、田舎でうどん屋をやっているとか、たった100円の一つの食べ物を取り巻く、いろいろなお話があったので、これを映画にしようと思って作ったんです。まさかUDONっていう映画が作れるとは、誰も思わなかったし、誰が見るんだろうなって思ってたんですけど、おかげさまで10億以上の興績を出しました。地元の盛り上がりもすごかったですね。」
――最後に気になる次回作についても聞いてみた。 「映画は今、準備中です。詳しくはHPで、ってことで。どんな作品なのかを言えないので、HPでも“新作”“超大作準備中”って書いているんです。ファンは、どんな映画なのか、いろいろと想像してくれているみたいなので、それも面白いです。」 もっと詳しく知りたい人は、日々更新されているブログもある本広監督のオフィシャルサイト「MOTOHIRO.COM」まで。 |
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